作成日:2024/06/17
遺言を作成しよう B面倒を見てくれた子がいる場合
*遺言の重要性を連続シリーズで解説しています。
「親の介護に尽くした分、遺産分けでは考慮してもらいたい・・」
遺産分割協議で、そういった話がでた時には「争族」に発展しやすい状況です。親の介護をしてきた子供と、そうではなかった子供との間で感情的な対立が起こりやすく、分割協議がうまくまとまらなくなるからです。
民法には「寄与分」という、介護に貢献してきた子供の立場を考慮してくれそうな規定があります。しかし、介護に関する寄与分は、認定自体が難しく、この制度では救われないケースが多いのが現実です。
だからこその「遺言」です。
遺言なら、「争族」を防ぎ、介護に貢献した子供の立場もあらかじめ考慮しておくことが可能です。
高齢化社会が進む今、「遺言の重要性」を分かりやすく解説します。